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上野焼の歴史と特徴 |
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・歴史 1602年に茶人大名といわれた細川忠興(三斎)が,唐津にいた朝鮮の陶工, 尊楷(そんかい)を招き開窯させたのが、上野焼の始まりとされる。 続く小笠原の時代にも藩窯として栄えたが、明治の廃藩置県により衰退、窯の火が消えた。 1902年になり、郡の援助を受け熊谷家、高鶴家らによって復興。現在は、29軒の窯元が活動しています。 |
・特徴 千利休の教えを受けた藩主・三斎により、茶陶が多く 作られた上野焼。 遠州七窯のひとつにも数えられ、遠州好みの茶器によって発展しました。 その流れをくみ、上野焼には薄手でかるいものが多く, また初期には灰釉系の釉薬が主流だったが、 現在は、深く濃い緑釉を主体に灰釉,三彩釉,白釉,鉄釉,他など 多彩な釉が特徴的です。 緑釉を使った「緑青(ろくしょう)流し」、「総緑(そうろく)」は、上野の代表的釉薬といえ, これらの釉を駆使し表情豊かに多様な美しさを表現しています。
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